「うちの近所にようこそ」不幸な子供達の残酷な現実を、絵本で子供達にお届け

貴重な幼少期

誰にとっても大切な幼少期ですが、誰もが素晴らしい幼少期を送れるとは限りません。

現実には世界中の貧富の格差は拡大する一方。

貧しい方に生まれてしまった子供達は、幼少期の事なんて思い出したくもないという人も少なくはないはずです。

 

「うちの近所へようこそ」

貧しい子達が、絵本に出てくるような輝かしい幼少期を送る子達を見て理不尽さを学びながら育つように、そうでない子達にはあえて残酷な現実を突きつけてみよう。

そういう趣旨で生まれた絵本、それが「うちの近所にようこそ」。

絵本は3つのお話で構成されています。

 

第1話「良い人」

私には、ママ言う「いい人」の意味が全くわかりません。
ママは7年で、5人の子どもをつくりました。

父親は全員違う人です。

その後、ママは「いい人」と結婚しました。

その男はコカイン中毒で、いつもクリスマスや誕生日プレゼントのため、お金を盗んでいました。

このいい人は、「コカインを買うお金が無い」という理由で私の妹を殴り続けました。

妹の鳴き叫ぶ声が聞こえたけど、私は外にいたまま何も出来ませんでした。

この「いい人」は、私の大事な人達全員を無理やり家から追い出したのです。

今、わたしは家から出る事が出来ずに、この「いい人」と二人きり、毎日を過ごしています。

 

第2話 夕ご飯

みんながみんな、必ずいつでもご飯が食べられる余裕があるわけじゃありません。

うちのママもその一人。

ママはお金がないので、一日分のごはんしか買う事が出来ないのです。

 

家でママがごはんを作って、わたしたちに食べさせてくれます。

だけど、その量は足りなくて、ママの分はない事を私は知っています。

 

だから私は、毎日ほんのちょっだけ食べて、それから大きなコップでお水を飲むの。

そうするとお腹がいっぱいになった気になって、残りのごはんはママにあげることができるから。

 

ママはいつも、「大きくなったりお勉強をしなければいけないからちゃんと食べなさい」って私達に言います。

だけど私は、「学校で給食があるから、元気いっぱいだよ」って言うの。
それで、やっとママはごはんを食べられます。

 

第3話 私の兄達

わたしには3人のおにいちゃんがいます。
みんな大好きだけど、おにいちゃんたちは必ずしも正しいことするわけではありません。

 

一番上の兄は、銀行強盗をして捕まり、牢屋に入ってます。

二番目の兄は、ある男に11発も弾丸をぶちこんで、牢屋に入っています。

その男は兄にお金を借りていたのに、返さなかったからです。

 

三番目の兄は、公衆トイレで暴行されそうになり、相手の男の首を絞め殺してしまいました。

 

必ずしも正しいことをするわけではないけれど、それでも私はお兄ちゃん達が大好きです。

 

いかがでしたか?

この3つのお話は、PDFファイル(出典)として公開されています。

この絵本は、苦境の中にいる子供達の救いのきっかけになれれば、という願いを込めて作られたものであり、豊かな国の子供たちが、どのように受け止めるのかを考えて作られたものではありません。

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