「セイジ」

アメリカ・ユタ州クリアフィールド、あるお宅に「セイジ」という6歳の雄猫が暮らしていました。
セイジは、完全室内飼いではなく、気が向いた時にフラッと外へ遊びに出かける飼い方をされていて、雪がなくなってきた3月のはじめ、いつものようにフラフラとお散歩へ出掛けたのでした。

いつもはその日のうちに帰ってくるセイジですが、この日セイジが家に帰ってくることはありませんでした。
翌日も、その次の日も…
心配になった飼い主のチャイナ・ローズさんはセイジの捜索を開始。
セイジが遊びにいきそうな場所を隈なく探しましたが、やっぱりセイジは見つかりませんでした。
3月9日

セイジがいなくなり、何日か経った3月9日の朝。
セイジは変わり果てたボロボロの姿で帰ってきました。
その状態は、目を覆いたくなるほど酷い状態。

「彼は顔も身体も殴られ、肋骨が折れていました。」
「足が壊れて、歩く事も出来ません。」
「髭を切られ、毛皮には剃られた跡がありました。目は接着剤でくっ付けられていて開けられません。」
「鳴き声を上げる事も出来ない状態でした。」
懸命な治療

セイジは急いで動物病院へと運ばれます。
動物病院では可能な限りの治療を施されました。

そのおかげで、翌日には声をかけると反応する程に回復。
しかし、その回復は一時的なもので、その日の夜、彼は虹の橋を渡っていきました。
500万以上の報奨金

この虐待事件はユタ州のニュースでも取り上げられました。
このニュースの中で地元の愛護団体は「こんなに酷い虐待を今まで見た事がない」とコメントしています。
愛護団体や、セイジの受けた酷い虐待に心を痛めた人々の寄付によって犯人への報奨金は日本円にして約545万円も積み上げられました。

現在、犯人の捜索を地元警察が全力で行っていますが、犯人は未だ見つからず。
犯人が見つかったからと言って、セイジの苦しみが無かった事になるわけではありませんが、ただただ、一刻もはやく捕まる事を願うばかりです。
やっぱ完全室内飼い

自由を好む猫ですが、このような事件を起こす変質者が私達の近くに居ないとは言いきれません。
人間の失踪と違い、猫が失踪しても警察は動いてくれませんので、誘拐されてしまったら探す術がないのが現状。
大切な家族が、次の被害者にならないようやっぱり完全室内飼いを徹底させるべきだなと思います。

セイジ、ごめんね。
ご冥福をお祈り申し上げます。
酷い❗犯人にセイジの苦しみや恐怖、痛みを同じくらい罰してほしい❗
犯人が見つかってほしいです(‘_’)…
日本にも変な人多いですよね・・・